シニア世代が活躍する介護職

介護職はシニア世代でも活躍できる仕事となっています。介護施設では60歳を超えたシニア世代が、現役で活躍している所も珍しくはなく、介護職では重要な戦力として活躍しています。また、主婦経験のあるシニア世代は、掃除や洗濯や食事提供などで経験を活かせます。介護職は高齢者の介護だけを行っているわけではなく、仕事のスキマ時間を利用して居室清掃や洗濯をすることも多いです。特別養護老人ホームでは、高齢者が24時間生活をしているので居室清掃も立派な仕事の一つです。主婦経験があるシニア世代にとっては掃除や洗濯はお手の物という方も多く、経験を活かして現場で活躍しています。

そして、もう一つシニア世代が介護職で活躍できる理由として、介護を受ける高齢者と年齢が近く、話がしやすいという理由もあります。介護施設で生活をする高齢者は70代から90代と非常に高齢の方が多いですが、60代前後のシニア世代は若い人に比べて年齢が近いです。そのため、高齢者との話のネタも通じ合いやすく、高齢者とのコミュニケーションもしやすかったりします。若い介護職員は体力があり、元気で介護を受ける高齢者から好かれやすいですが、やはり世代間ギャップがあり高齢者の昔話についていけないこともあります。シニア世代だから介護はできないということはなく、むしろシニア世代の特徴を活かして働けるのが介護の仕事なのです。体力的な部分も介護技術を身につければカバーできるので、これからもシニア世代の活躍は期待されています。